題のとおりフィンランドを誉めます。
第4回への応募を迷っている方は是非参考にしてください。
まず自然がすばらしいという話を良く聞きますが、
北海道とそんなに変わりません。
(後で誉めるから待っててください。)
ね、北大にもありそうな感じでしょ。
実際始めてフィンランドに着いたとき
「あれー似たようなもんじゃないのこれじゃあ」
とがっかりしました。
※私、生まれも育ちも北海道。寧ろ東京の人の多さに驚きます。
じゃあ何が良いか。
断然、サウナとオーロラです。
フィンランド式のサウナは
焼いた石に水を自分でかけます。
温度だけでなく湿度も、ものすごく高くします。
※日本のサウナのボイラーに水をかけたら多分いろんな人に迷惑をかけると思います。
止めて下さい。
なんて表現したらいいのか分らないので友人の表現を借りると
じゅわーっとなります。
あれに比べると日本のサウナはほんと、ただ暑いだけだなという感じです。
あとフィンランドではアパートとか、自分の家に普通にサウナがあるので
基本ただです。ただ。トリ○ドルです。
日本だとスーパー銭湯で500円近く払うわけですから。
タダサウナすばらしいですよ
ただ、ただと意地汚いことをたくさん言ったので
次はキレイなもの。
オーロラです。
私が居た時期はオーロラの活動が非常に活発だったので
とんでもないのを見れました。
いわゆるオーロラ爆発です。
もう360度、空が全部オーロラ、オーロラがふってくるのが分る感じです。
この写真はほぼオーロラの真下から撮ってるんですが、
普通のオーロラは北の空にしか出ないので、真下というのはほぼ不可能です。
このアングルはけっこうすごいのです、えっへん。
これが普通のオーロラの写真。
フィンランド人もびっくりしていたくらいなのでめったにないとは思いますが、
普通のときでもオーロラ予報(!?)等をチェックしていれば綺麗なオーロラ見れますよ。
実際第2回FSPの方も見たとか見てないとか。
(よく知らないのだ。)
でも問題はオーロラはその昔不吉な物とされていたことです。
現代でも不吉なんじゃあないかと思います。
なぜならオーロラ爆発を見たその日。
私達は車で湖まで出かけていたんです。
その帰り道、真っ暗な森の中で車が埋まりました。
4時間ぐらい森の中で白塗りのボルボ、一つ間違えると完全にヤクザの車にしか見えないその車を押したり、持ち上げたり、助けを待ったりしていました。
その間もオーロラは不気味に空を舞い、私達をせせら笑っていました・・・・。
自然についてはある程度誉めた(?)と思うので
人について話したいと思います。
先ず、私は日本のサービスが嫌いです。
作り笑顔が怖いし、
色んな所作が早すぎて客のこっちがついていけないです。
たまに怒られてるレジうちの人とかを見ると
「やめて!怒らないであげて!」
ってなります。
まあちょっと話は盛りましたが、
逆に他のヨーロッパの国は適当すぎてびっくりすることもあります。
いかにも「あー帰りテー」という感じの人とかけっこう居ます。
フィンランドは本当にちょうどいいんです。
例えばレジうちですが、
作り笑顔もしませんし、ガムかんでますし、急いだりとか絶対しませんし。
でも「もっと安い卵があるからそっちを買わなくていいのか」
とかそういうことはきちんと言ってくれます。
なにより楽しんで働いてくれているのでこっちも気持ちよかった。
あとフィンランド人はガツガツしていないです。
そうです。草食系です。
(女性に対しては別かもしれません)
私が一番仲の良かった男は
「夢?ないねそんなもの。俺は今生きてるんだ。それでいいだろ」
と言いましたし。
あるエンジニアの友人は出世欲ゼロでした。
彼は技術者としての向上心はあるんですが、
人の上に立とうとか、いい給料を取ろうとかそんな気は一切なかったみたいです。
私はガツガツしたやる気まんまんの人が苦手なので
自然とそういう人間がまわりに集まっただけかもしれません。
一方で、少なくとも私の周りにガツガツした人は居ませんでした。
もっと上に!もっと向上したい!もっとすごい奴に会いたい!
というドランゴンボー○系男子(女子)の皆さんには向かない国かもしれませんが、
背伸びはしたくない、飄々と生きていたい○ぎやはぎ系男子(女子)
の皆さんにとってはすばらしい国だと思います。
長くなったので止めますが、これを読んで少しでも
フィンランドっていい国なんだな
と思ってくれた方がいらっしゃれば幸いです。
あと第4回のFSPの訪問先の国の一つはフィンランドです。
締め切りが6月14日とすぐそこですが、これを見て行きたいと思った方は
国際本部に急いでください。
よろしくお願いします。
廣野